【おじゃまします!同好会】ふるさとスモモ畑の会

スモモ畑に春が訪れるのは4月上旬、白い清楚な花が満開になると、畑全体がふんわりと明るくなる。
この時期に行われる受粉作業は、例年花見の会も兼ねていたが、コロナ禍でここ2年はそれもかなわず、今年はとうとう受粉作業なしで通り過ぎてしまった。
果たして実の付きはどうか、恐る恐る摘果の時期を迎えたが、少々少な目ながら実は付いていた。
自然の力に助けられた感じだ。ここからは梅雨の季節と重なり、虫や病気が増加して消毒が欠かせない。
売っているスモモでは決して味わえない酸味と甘味のバランスの良い完熟の実を収穫するためにもふんばりどころの作業が続く。
耕作放棄地になりかねなかった千坪の果実園を、里山の景観を維持しようとクラブの有志が集まって耕作を引き受けてから早16年。
自然と対話し古参と新人が意見を出し合い、試行錯誤を重ねながらひとつの作物を作っていくのはなかなか楽しい作業だ。

ただこのところ高齢化で人手不足の感があるので興味のある新人の参加を切望している。

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