第56回映画を楽しむ会の開催(お知らせ)

上映作品:『禁じられた遊び』 (1952年公開 仏映画)

(ルネ・クレマン監督 86分)アカデミー賞受賞作品

哀しきギターの調べが涙を誘う、反戦映画の名作。2022年2月に始まったウクライナでの戦争、そして2023年のガザへの無差別攻撃による殺戮。犠牲になった子どもの姿を見て、いたたまれない思いになります。無垢な少年少女が大人の醜さを浮き彫りにする反戦映画の名作を今の時代の中で鑑賞したいと思います。ぜひおいで下さい。

  • 日 時:2024年 1月25日(木)午後1時30分開会
  • 会 場:日野春学舎「談話室」
  • 参加費:無料(飲み物などは各自ご持参ください)
  • 問い合わせ先:秋山幸子(090-7637-7356)秋山輝雄(090-2749-9660)
           中村研一(090-9975-3571)若月雅英(32-8008)

―映画のあらすじー
 70年前に制作された映だが、ナルシソ・イエペスによる哀愁に満ちたギターの調べ(愛のロマンス)を聴くだけで「禁じられた遊び」の映画名を思い浮かべることができる。
 映画は第二次世界大戦時のフランス。ドイツの空襲により両親と子犬を失った少女ポーレットは農家の少年ミシェルと親しくなる。ミシェルは死んだ子犬を埋め、十字架を立ててやる。そこから二人は動物や虫の死骸を埋め十字架を立てていく。葬式ごっこは盗んだ十字架を立てるようになり、大人たちの知るところとなる。死の意味を理解できず、あどけない少女ポーレットの笑顔が悲しみをそそる。同時に戦争がもたらす大人の苛立ちや人間関係の崩壊も描かれる。戦争の無残さと子どもの無邪気が戦争のリアルとして描かれる。今この時代に観たい映画でもある。

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